長い人生、生きていれば辛いことや悲しいことは必ずと言っていいほどあります。
でも、心が弱っていたり思春期で傷つきやすい時期などは、その辛さや悲しみがこのまま一生続くような気がしてしまうもの。
そして、その辛さに耐えきれず、自分で自分を傷つけてしまうという悲しいニュースを見聞きすることも少なくありません。
でも、そんなときこそこのお話を思い出してほしい。どんなに今が辛くても決して一人ではないということを・・・
母が大切にしていたもの
高校の時に辛い事が続いてて、マンションから飛び降りる為に13階の手すりの部分まで足を置いてた事あった。
ただ、それに気づいた母親が泣きながら財布から幼稚園の時に作って母の日に渡した「なんでも願い事を叶える券」出してきて。
2人で抱き合って泣いたけどあれ以来死にたいと思ったことはない— かしわもち (@loveglasslip) 2018年10月12日
この投稿をされたのは、Twitterユーザーの かしわもち (@loveglasslip) さん。
13階から飛び降りようとしたときにそれに気付いたお母さんが、幼い頃に母の日にプレゼントした「なんでも願い事を叶える券」を財布から出してきたと言います。
お母さまはきっと、この券を大切に大切に持っておられたのでしょう。
2人で抱き合って泣いた日
それ以来、投稿者さんは辛いことがあっても死にたいという気持ちになったことはないと言います。
「なんでも願い事を叶える券」は、本当にお母さまの願い事を叶えてくれたんですね。
私にも思春期の娘がいるので、読んでいて涙が止まらなくなりました。
若い命が自ら断たれる、そんな悲しいニュースを見聞きするたびに親として胸が張り裂けそうな思いになりますが、親だからできること、親にしかできないこともあるのではないかと思いました。
どんなに辛いことがあっても
何かに抑圧されていたり、自分の逃げ場がないと人は生きることが辛くなると言います。
そんなとき、人の温かさを感じることができれば、投稿者さんのように思いとどまったり、もう少しだけ頑張ってみようと思えるもの。
もう少しだけ、もう少しだけ・・・。そのもう少しの繰り返しと積み重ねで人は成長していくのかもしれません。
やまない雨はないと言われているように、どんなに辛いことがあってもその辛さが一生続くわけではありません。
もしこのときに、お母さまの願いが叶っていなかったら・・・。
お母さまはきっと笑顔を失ってしまったことでしょう。生きているだけで誰かを笑顔にしていること、誰かを幸せにしていること、どんなに辛いことがあってもそれだけはどうか忘れないでいてほしいです。