右向きで寝ると体に悪い!?左向き睡眠の驚くべきメリットとは?
「たっぷり寝たのに疲れが取れない…。」
「目覚めが悪く毎日朝起きるのがつらい…。」
そんなお悩みのある方は要チェック!睡眠の質を高めるためには睡眠時間だけではなく、寝るときの体の向きも重要なんです。
右向きで寝るのはNG!?
夜ベッドで横になるとき、あなたはどちらを向いていますか?
身体と脳の疲れをしっかりリセットするためには、睡眠時間が大切なのはご存じの方も多いと思います。
医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・ガストロエンテロロジー」に掲載された論文によると、質の良い睡眠を取るためには睡眠時間の長さだけでなく、寝るときの「体の向き」が重要で、右向きに寝ると体に負担がかかることもあるそうです。
「左向き睡眠」の3つのメリット
1.免疫力がアップする
体に張り巡らされているリンパ管は左右対称ではなく左側が優位になっています。
そのため、左側を下にして寝るとリンパ系の機能が促進され、体に蓄積された老廃物や病原体などを処理する働き(免疫力)が高まります。
逆に、右側を下にして寝るとリンパ系の働きを低下させる恐れがあるそうです。
2.血液循環がスムーズに
一般的に、人の心臓は体の左側にあり心臓から腹部へ繋がる大動脈も左側に曲がっています。
左向き睡眠と右向き睡眠を比べると、左側を下にして寝るほうが重力にしたがって心臓から血液が送り出されやすくなるため血液循環も良くなります。
また、スムーズに血液運搬が行われることで心臓への負担も軽減されます。
3. 正常な消化リズムを保つ
胃と膵臓は体の左側にあるため、右側を下に寝ると膵臓に胃がもたれかかる形になり正常な機能を妨げてしまうことがあります。
一方、左側を下に寝ると胃液の流れや酵素の分泌がスムーズに行われ、正常な消化リズムが保てます。
また、左向き睡眠には胸やけの原因となる胃酸の食道への逆流を抑制する効果もあります。
左向きで質の高い睡眠を!
近年、夜型の人が増え平均睡眠時間は減少傾向にあると言われていますが、それでも私たちは1日の3分の1近くの時間をベッドの中で過しています。
健康を考えると、寝るときは睡眠時間だけではなく、体の向きも意識しておきたいものですね。
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